トサコンパウンド:湿式バレル用

バレル仕上における、コンパウンドの必要性は切削や研削加工における切削研削油剤と同様な仕上効果をもたらすもので、仕上げ量、仕上面粗さ、色調、光沢、防錆効果に影響を与え、仕上部品の材質、仕上自由、使用研磨材の種類によって適正なコンパウンドを選定する必要があります。
使用目的
- 仕上加工面と研磨材の表面を清浄化する。
- 研磨材との緩衝作用を与え、打痕の防止、仕上面を向上する。
- 研磨材の摩耗微粉と金属研磨粉を除去する。
- 研削作用を促進する。
- 研磨物の油分、スケール除去。
具備条件
- 浸透性、洗浄性、潤滑性に優れること。
- マスの流動性をよくする。
- 研削性を要求する場合、研磨材を含み研削効果を促進する。
- 仕上目的によって、化学的な溶解を併用する。
- 廃水処理が容易で、無公害であること。
- 作業性がよく、少量で持続性がよいこと。
- 化学的に安定で、長期使用、貯蔵に耐えること。
基本要素
- 1.洗浄
研磨粉が研磨材の気孔内に沈積し目詰まりを起こすのを防ぐ。
研磨物の表面に研磨金属粉が付着するのを防ぐ。 - 2.光沢、色調促進
鉄系---リン酸塩
銅合金--弱酸性リン酸塩 - 3.分散
溶液粘度を向上することによって、汚れを縣濁させ部品への付着を防止。 - 4.防錆
硝酸塩系を使用する。
油脂系を使用すると錆びにくい。 - 5.潤滑
金属仕上面の光沢を生成させるには、コンパウンド溶液は粘度を増し潤滑性を向上させる必要がある。
飽和脂肪酸が使用される。
湿式用粉末コンパウンド
| 品名 | 被加工物の材料 | 加工目的 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| pH | 鉄 | ス テ ン レ ス |
ア ル ミ |
亜 鉛 |
真 鍮 |
銅 | 荒 研 磨 |
脱 脂 洗 浄 |
光 沢 |
防 錆 |
変 色 防 止 |
|
| FS-2 | 11.7 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| AM-10k | 11.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| UK-2 | 9.0 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| NF-7k | 10.3 | ○ | ○ | |||||||||
| AM-98K | 9.3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
| NF-2TE | 9.6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
| NF-2TEA | 9.3 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| トサクリーン | 9.8 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
湿式用液体コンパウンド
| 品名 | 被加工物の材料 | 加工目的 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| pH | 鉄 | ス テ ン レ ス |
ア ル ミ |
亜 鉛 |
真 鍮 |
銅 | 荒 研 磨 |
脱 脂 洗 浄 |
光 沢 |
防 錆 |
変 色 防 止 |
|
| FS-33 | 9.6 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| UK-88 | 9.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| トサハイトK | 10.5 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| トサハイト | 9.5 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| NF-33 | 8.9 | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| NF-44 | 9.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
| NF-44K | 8.3 | ○ | ○ | |||||||||
| AM-35K | 9.0 | ○ | ○ | |||||||||
| FS-SE | 7.2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| AM-11K | 10.2 | ○ | ○ | |||||||||
| AM-33K | 7.7 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
| CU-7 | 5.3 | ○ | ○ | |||||||||
| UK-DPL | 9.0 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||













